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統合で追い風 ３損保に学生殺到
２０１０年春入社の学生の就職活動が本格化しているが、同年４月に三井住友海上ホールディングス（ＨＤ）、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険３社の大型経営統合が予定されている損保業界には、例年にない注目が集まっている。
３社は、２０１０年春の採用は個別に実施する。あいおい損保は１１日、東京・恵比寿の本社で、同年春採用の学生を対象にした４回目の会社説明会を開き、約２７０人が集まった＝写真。参加学生は、入社が決まれば３社統合後初の新入社員で、採用担当者は冒頭、「３社経営統合で世界トップ１０を目指す新しい金融グループが誕生する」と説明した。
すでに大学構内などで開いた説明会には、例年の５倍程度の学生が参加したケースもあり、「統合に関する質問がやはり多い」（採用担当）という。
この日の説明会に参加した都内私立大の男子大学院生（２３）は「規模の拡大だけでは生き残れない時代。よく会社を見て決めたい」と話した。
三井住友海上ＨＤも、これまでに約２万人の学生が説明会に参加し、「統合話で関心が高まっているのは事実」（採用担当）と、手応えを感じている。
統合予定の３社以外の会社でも、「３社統合で会社の経営はどうなるのかという質問が相次いでいる」（関係者）といい、厳しい就職戦線を背景に、学生側も業界動向を注視している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090211-00000010-fsi-bus_all
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