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<NY株>終値は6763ドル 11年10カ月ぶりの安値
2日のニューヨーク株式市場は、米保険大手AIGの巨額赤字決算と米政府による追加支援を受けて、金融システム不安が再燃し大幅続落、ダウ工業株30種平均は前週末終値比299.64ドル安の6763.29ドルと7000ドルの大台を大幅に割り込んで取引を終えた。97年4月下旬以来約11年10カ月ぶりの安値水準。ダウ平均は4営業日続落で下げ幅は計600ドル近くに達し、底値が見えない展開となっている。
ハイテク銘柄主体のナスダック総合指数も急落、同54.99ポイント安の1322.85と昨年11月20日以来の安値で取引を終えた。
米政府による金融大手救済が相次いだことで金融危機の長期化への懸念が強まり、シティグループが20%安の1.20ドルと大きく値を下げた。バンク・オブ・アメリカも8%安の3.63ドル、ウェルズ・ファーゴは10%安の10.84ドルと軒並み大幅に下落した。
また、金融市場の混乱が実体経済に与える悪影響への不安も広がり、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が11%安の2.01ドルまで下落したほか、米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)も11%安の7.60ドルと売り込まれた。
市場では、米国の金融システム不安が世界的な景気後退を一段と深刻化させるとの観測が強まり、景気動向に敏感な素材関連株やエネルギー株も業績悪化への懸念から下落幅が大きくなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000024-mai-brf
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