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高速道路 「1000円」本格スタート
「1000円で走り放題」を掲げた高速道路料金引き下げが28日午前0時、本格スタートした。自動料金収受システム(ETC)を搭載した乗用車などが次々に料金所を通過。東日本高速によると、同社が管理する東日本の高速道路では同0時半現在、料金システム故障などトラブルの報告はないという。
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群馬県館林市の東北道館林インターチェンジでは、午前0時3分ごろに最初の1台がETC専用レーンを通過すると、料金表示機に「割引1000円」と表示された。現場担当者は「料金引き下げが始まる午前0時を待っていたのでしょう」。その後も利用者が続くと、「普段より、利用台数は多いようです」と話した。
栃木県佐野市の東北道佐野サービスエリア(SA)では、引き下げを受けて遠出する利用者の姿が見られた。横浜市青葉区の会社員、結城肇さん(35)は、妻のゆかりさん(32)と長男、長女の4人で福島県内の実家に向かう途中。肇さんは「先週ETCを付けました。いつも1万円以上かかっていたので助かります」と話し、ゆかりさんは「浮いたお金は親孝行に使います」とほほ笑んだ。
本格スタートに向けて、高速道路各社は渋滞や事故対策を実施した。SAなどには仮設トイレを増設し、整理員などを配置。東日本高速は「初めての経験。この週末の状況を見て、有効策を検討したい」としている。
今回の引き下げにより、ETCを搭載した普通車以下の車両は、地方の高速道路を上限1000円で走行することができる。20日から先行して引き下げられた東京湾アクアラインでは、20〜22日の3連休の利用台数が平均4万1900台(速報値。ETC非搭載車を含む)で、前年同期比23%増だった。
(yahoo!ニュースより)
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