阪大発VBの創晶、創薬支援サービス強化−PEと業務提携 (2010/03/12)
大阪大学発ベンチャーの創晶(大阪市中央区、安達宏昭社長、06・6877・5659)は、たんぱく質の生産、精製から結晶化、X線構造解析までを一括受注するワンストップサービスを強化する。このため新たにプロテイン・エクスプレス(PE、千葉市中央区、大滝義博社長、043・202・5755)と業務提携、さまざまな手法を用いたたんぱく質の生産が可能になった。創薬支援サービスとして製薬会社を中心に売り込み、年に数件の受注を目指す。
独自の結晶化技術を持つ創晶は2008年、片倉工業と業務提携し、ワンストップサービスを始めた。片倉工業はカイコとウイルスを利用したたんぱく質の生産で強みを持つ。
一方、たんぱく質発現に特化したベンチャーのPEはたんぱく質の生産に大腸菌やブレビスという菌、動物細胞を利用するなど、さまざまな手法を手がける。
一方で、合併マウスは糖尿病マウスよりも血糖値が高くなる傾向があり、糖尿病がより重くなることが確認された。
里准教授は「二つの病気にかかることで負の連鎖に陥り、いずれの症状も悪化することが分かった。悪循環を断ち切るため、食事や運動など生活習慣を改善することが大事だ」と話している。
(日刊工業新聞)