「教養と責任あるプロに」…阪大が初、大阪城ホールで卒業式 (2010/03/23)
大阪大の卒業式が3月23日、大阪市中央区の大阪城ホールで行われた。一昨年までは吹田キャンパスで行われていたが、大学院学位記授与式との同時実施で会場が手狭になったため、今年初めて大阪城ホールで開催された。卒業生たちはスーツや華やかな着物に身を包み、晴れやかな表情で式に臨んだ。
今年は11学部で3435人が卒業し、修士・博士あわせて2751人が大学院を修了。年々増える同伴の父母のために、この日は3千席が用意された。
式辞で鷲田清一総長は「異分野の人たちと深く交わるためには、自分の知識や能力を見通せる『教養』が必要。社会のさまざまな現場で、『教養』と『責任』の意識がしっかりともったプロフェッショナルになってほしい」とはなむけの言葉を贈った。
4月5日には入学式も初めて同ホールで行われる。
(時事ドットコム)